2008年10月25日

痩せても涸れても、人間社会!



保険金殺人の犯人が77歳と75歳のふたりの女、まずこれに驚く。
終身刑といったって、老い先を考えれば罪科は軽く見積もられたようなものだ。まあ悪そうな顔をしているのは非道なことをする人間共通のことかもしれぬが、夢や希望と一番縁遠い顔とはこんな顔かも知れぬ。

日本でも先頃宝くじ2億円を当てた女性を殺害した男のニュースもあったが、数年は着服した金を消費したようだから、人間の酷薄な欲望にはとめどが無い。殺された女性も喜びがたちまち奈落のきっかけとなるのだから救われない。付き合う相手を間違ったというしかない惨事ではある。

このアメリカの保険金殺人も1999年に保険金をせしめて味をしめ、2005年にまた再犯というようだから、その罪科は重い。しかも相手はほぼ無抵抗の路上生活者、それに殺害者よりいささかは若いというのも救いが無い。もはや人間相手というより金の成る木としか相手を見ていない、見ようともしないその感覚がおそろしい。

よく付き合う相手が悪いともいうが、路上生活者にその選択肢もなかろう。弱者と観れば嵩にかかる人間の醜悪な一面というしかない。
金の貸し借りで友情にもひびとか、仲の良かった家族も遺産争いで疎遠にとか、金を介すれば様相が一変するのはことの習いかもしれない。
その意味では商売でもうまくいっている間は相互に栄耀栄華だが、ひとたび片方が蹉跌していけば縁なき衆生、いつもニコニコ現金払いではある。

そんな日常の摂理にこうした事件は、暗闇のクレバスを示して人の世の世知辛さを照射して見せる。黒い未亡人も白い未亡人も、紙一重なのではある。年齢を超える生命力という一面もないではないが……。

人気ホームページランキングへ

スポンサードリンク
posted by キャッツ・アイ at 08:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 戦争・災害
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/108573160
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック