冷戦が終わっても、国自体が分離され縮小されても、ロシアはいつも政治大国ではある。これが良きことか悪しきことか、それぞれの志向や嗜好によっても違ってくるだろうが、わがアンテナではちと敬遠、お近づきにはなりたくない、ということとなる。日本国はそうでもなさそうではあるが……。
なぜ敬遠したいかというと、まず、コワモテである、ということ。
政治にとってそれは必要悪(悪とも感じていないご仁も多いが)と承知の上で、まあ趣味ではない、ということ。
世界の政治家の中でもプーチン氏など、このコワモテの最右翼の一人ではなかろうか。脅しともとれる発言と言ってもいまさら驚くには当たらぬ存在ではあろう。サルコジ大統領の息子の身になれば、プーチン氏に抱きしめられてもゾッとはしない心地ではあるまいか。
権力を志向し、出世を志向し、まして政治を志向するとなると、恐れられる存在でこそだが、どうもこの恐れられるというのも苦手、桑原クワバラのクチなのではある。
どうもそれで生存競争に曲がりなりにも生き残ったなあ、と自ら感じる次第だが、まあそれは乾坤一擲獅子奮迅みたいなもので、嫌いなものは相変わらず嫌いなのではある。
そもそも政治とは権謀術数、いわば策略、これに肌合いが悪いのである。どうにも致し方が無い。大国にいじめ抜かれる小国みたいなものである。それを知ってか知らずか、もちろん存分に知って、さらに居丈高、というのがアチラさんの態度である。
イヤですね、怖いですね、そんなものは映画でだけ見たいですね、と淀川さんならおっしゃるでしょう。
グルジアのサーカシビリ大統領も同じ心地かもしれない。ナニなにサーカスがビリ、つまりは曲芸が最下位、政治的アクロバットなどさらに無理なのは目に見えているであろうに!
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