ニュースだけ聞くと単純に現代教育の現状に慨嘆!ということだが、あれこれ追加情報を得ると、どうもそう単純なことではないらしい。それにこのニュースでは「喫煙室」だが、実際の呼称は「禁煙指導室」だそうな。実効は、ひとりだけはあったそうですが…。
全校のほぼ3分の1が喫煙習慣というのも恐れ入るが、むかし高校生が喫煙というのは反抗や抵抗の表現としての意味もあって、あくまで少数派、まさしく不良は少数派だったのである。
しかしこれだけ不良(誇りも失い、死滅したことばか?)が多くなってはそんな趣旨も感じられぬし、許容される部分があるとなると、ばかばかしくなる気骨もかつてはあった。それがこんなに同好の士がいては面白くも無くなると思うが、そこに現代気質が在るのであろう。
ひとつは既にたばこそのものがおいしく感じてしまっているニコチン中毒、ひとつは仲間に引きづられる付和雷同一族、ひとつは他を他と認識できぬ甘ったれ症候群――というわけで、いずれもロクな理由を想像できない。
ロスト・ジェネレーションには誇りも文化も感じられたが、この、なんと言おう、ボウフラ・ジェネレーションとでも呼べばピタリと来るが、いささかでも言い分さえ持つまい。
親が甘ったれさせていると、とことん図に乗るのは、図々しい人間に遠慮していると、とことん図々しくなるのと同じで、果てしもない。世界にルールが在るということすら知る気も無いのだから、知らしめるしかないだろう。
と言うと、押さえつけるばかりが教育ではないと、お決まりで耳タコの教育論が幅を利かすのが通例、ひっぱたくのも押さえつけるのも(時には)教育なのである。教える方がアホではアホが育つは道理、ボウフラはどんどん巷に溢れるの図ではある。
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