2008年04月03日
戦争を始める政治家が聖職となり得る方法
アクターズ・スタジオ・インタビューで「最もやりたくない職業は?」というのがある。死刑執行人や刑務所看守と並んでよく出てくる応答が、政治家である。
名匠にして名優であるクリント・イーストウッドですら、苦笑いしながら「政治家…手を染めてしまったがね」と返したくらいである。
さほどにまともな神経なら政治家などになろうとは思わぬのが普通だが、これほど忌避されながらなお次から次になりたがる連中のいる職業も珍しい。
変わりはいくらでもいるというわけだが、為政者となり果てるとこれほどご本人だけが変わりがないと思う職業もないだろう。ことに戦時においておや、である。
「戦争に決意した政治家はその身を最前線に捧げなければならない」
こう法律に決めておけば、だいぶ戦争そのものの発生は防げるだろう。
とにかくわが身は安泰で、他人の命を投げ出させるのが為政者における戦争というものである。どれもが聖戦という名のもとに、大量殺戮、大量戦死を迎えることとなる。
政治家の代わりがゴマンといるという認識を持てば、貴重品のように身の安泰が最優先事項でもある戦時の在りようは不思議以外ではない。人海戦術というが、実は政治ほど人海戦術の恩恵をこうむっている営為はないからである。
最前線に出なくてはならない政治家という、時代がもしあるとするなら、まさにその時、政治家こそ聖職である。(現状は死刑執行人と変わらない。それも裁判を経ずしての無差別殺人というわけである)
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