2008年04月30日
恐ろしくも奇天烈、理解するには心神喪失にでもならないと……。
GWくらいあまり事件に関して耳にしたくないのだが、これは陰惨過ぎて、こんなおどろおどろしいことをやるのは怪奇小説の中だけにしてよ、と想った。
場所がオーストリアと聞けば、どちらかと言えば文化の香気あふるる土地柄と思ってしまうが、聞くと見るとは大違いなのか、たまたま例外的な人物が生息していただけなのか、こういう閉塞状況で生きていた被害者である娘たちの、また互いへの想いも考えると、ますます陰々滅々、魑魅魍魎の世界ではある。
現在のところではこの事実を妻は知らなかったということになっていて、これもほんとかよ、と思うが、娘がこの父親であるこの男の娘を産んで育っている上、それが妻に知られずに済んでいるとしたら、この部分がどうしてもわからない。
太陽の光を見ずに生きて、生きているとは言い難いと思うが、こういう状況を造り出してそれを続けられる、その感覚がこれもどうにも解せない。日本でも夫をバラバラにした歌織とかいう女の事件があったけれども、その行為や価値観が見えてこないのは同様である。
まさかこの犯人も心神喪失と医者が断定したりしないだろうが、専門家と言われる人間の判断さえ近頃は奇妙奇天烈、冤罪になどなればますます救いもなき袋小路のような司法で、司法自体がこの地下室のような場所に閉じ込められたような状況で進行するがごときである。
詳報がなお必要だけれども、なんとも暗黒に閉じ込められた事件ではある。人間だけが起こす事件であることだけは確かなことらしいが……。
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